竜宮城に行ったのが太郎だけでなく、村人全員だったらどうします?

COVID-19による緊急事態宣言が発動され、吉祥寺もすっかり人が減りました。僕の仕事はかろうじて続いていますが、時差出勤ということで、昼過ぎから出勤し、夜遅くに帰ってくることも多くなりました。

吉祥寺は、駅前から、小さい飲み屋や食べ物屋が通り沿いに結構あって、宣言前までは、平日でも遅くまでやっている店が多かったと思いますが、今は殆どやっていません。店自体が自粛していることもありますし、そもそも人通りが少ないから商売にならないし。

でも、街路灯は今まで通りついていますから、暗いわけはなく、安全なはずなのですが、なにか怖い。繁華街で歩いていると、ずっと誰かにつけられているという感じでしょうか。

今日、うる星やつらがふと見たくなって、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を見ました(疲れた時によく見る)。学園祭前日を夢のようにずっと繰り返す。という映画ですが、そこで出てくる印象的なセリフが、

竜宮城に行ったのが太郎だけでなく、村人全員だったらどうします?

浦島太郎だけが変わらない日常を過ごし、老人になっているのならば、それは「お話」ですが、村人全員がそうなれば、それは「日常」。

先行きが見えないのだけれども、その状況に慣れつつある現在。当初はマスクの在庫も気になりましたが、すっかり洗って使うのにも慣れてきました。手洗いやアルコールでの洗浄も。

しかし、売り上げが立たない店の雰囲気は、シャッターが閉じた通りからも感じることが出来ます。そして、閉店しました。出店募集というお知らせもだんだん増えてきています。

ジャングルの一本道を車でずーっと走り続けているけれども、もしかしたら、すぐ先に大地の割れ目があるのではないか。車が落ちて自分の世界が終わるのではないか。と感じながら走っている感じかもしれません。

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